経営陣

ブログ

美化される「朝令暮改」-組織を蝕む権力の自己正当化-

近年、経営者による場当たり的な方針転換を「アジャイル経営」などと美化する風潮が蔓延しています。作者はこれを、経営能力、もしくは流れや本質を見極める力の欠如を糊塗する、危険な自己欺瞞ではないかと感じています。経営陣の無能ぶりを目の当たりにして...
ブログ

「印象評価」と寄生虫たち-組織を蝕む共犯構造と処方箋-

私たちの多くは、会社という組織の中で日々奇妙な現実に直面しています。それは、実績や成果、取り組みの是非よりも「評価者の印象」が物を言う評価システムの存在です。 ここでは主に作者が経験した企業に関してのことを書きますが、この問題については、ど...
ブログ

「理解する努力」の放棄特権-上層部の自責なき自責要求-

近年、ビジネスの現場で「わかりやすい説明」と「自責思考」という二つのキーワードが頻繁に取り上げられています。しかし、この二つの概念を掲げる人々の言動には、深刻な矛盾が潜んでいることをご存知でしょうか。会議の例 ある会議の例を挙げましょう。緊...
ブログ

「分かりやすさ信仰」の欺瞞 -知的怠慢を覆い隠す組織の虚飾-

「誰でもわかるように簡単に説明してください」「初心者でもわかる資料を作成してください」このセリフを言われたことは、人生で一度や二度ではないのではないでしょうか。一見、理に適ったように見えるこれらのセリフは、実は私たちの思考や判断に大きな歪み...
ブログ

「正論バカ」批判の欺瞞-なぜ私たちは真実から目を逸らすのか-

昨今「正論バカ」「配慮が足りない」という言葉を聞かない日はありません。作者の周りを見渡しても「空気を読む」「配慮する」「正論を押し付けない」ことが金科玉条のごとく持ち上げられる風潮があります。しかし、これらの言葉は多くの場合、真の問題から目...